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8月, 2025の投稿を表示しています

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

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どうも、松本13です。今回は、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、2023年11月17日公開のアニメーション映画。水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』を原作とする劇場用作品。 【あらすじ】 山奥の小さな村を訪れたサラリーマンの水木は、生き別れの妻を捜して村にやって来た鬼太郎の父に出会う。やがてふたりは、村に渦巻く恐るべき謎と怪奇に足を踏み入れてゆく… この映画、めちゃくちゃ面白かった、というのはちょっと表現として適切ではないかもしれませんが、とにもかくにもとてもいい映画でした。 鬼太郎って何かしらの作品展開がある度に、おどろおどろしい最初期の作風が好きな層がぼやくみたいなのって、もはやちょっとした定番だったと思うのですが。 今回はそんな最初期の作風が好きな層にもかなりぶっ刺さる内容だったんじゃないかと思います。 絵柄についてはそれなりに賛否は分かれるかと思うのですが、とはいえここまで最初期の水木しげるイズム全開な作品もそうはなかったと思います。 今作は鬼太郎作品ですが、普通に怖いしめちゃくちゃエグい完全大人向けな作品。 子供向けではない、というより子供には見せられない内容だったりします。 とにかくめちゃくちゃ見応えがあるんですよね。 それなりにポップなアイコンとなった国民的キャラクターを初期の路線に戻すのって簡単なことじゃないと思うんですよね。 しかも多くの人から評価される内容となると相当に難しいことだと思います。 それを見事やってのけたこの作品は本当に素晴らしいなと。作り手のセンスや技量はもちろんですが、相当な熱意や原作へのリスペクトがないとできないと思うんですよね。 長く続いたシリーズの原点回帰って言うほど簡単じゃないと思うんですよね。 実際大抵の原点回帰って迷走しただけで終わるパターンが多いですし。 国民的アニメの劇場版って泣ける方向に持って行きがちだと思うのですが、そういう方面に微塵もぶれないで独自路線で勝負したこの作品、個人的にはめちゃくちゃ評価したいです。 しかもストーリーもめちゃくちゃ面白いんですよね。 いわばゲゲゲの鬼太郎のエピソードゼロの話。しかも完全オリジナル。 なのに蛇足感は一切なし。 むしろこれまで謎だった部分がめちゃくちゃ腑に落ちるんですよね。エピソード0としては...

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング

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どうも、松本13です。今回は『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、2025年のアメリカ合衆国のスパイ・アクション映画。『ミッション:インポッシブル』シリーズの第8作目であり最終作。制作・主演はトム・クルーズ。 【あらすじ】 IMFのスパイ・エージェントを務めるイーサン。彼は組織の仲間たちと、人類最大の脅威となったAIエンティティの暴走を食い止めるべく過酷なミッションに挑む。しかしすでに数か国の核施設がハッキングされ、核戦争は目前となっていた… ​この映画、いい意味での賛否両論映画になるんじゃないかというのが率直な感想です。 AIが暴走して核戦争の危機という、いつの間にか『ターミネーター』みたいなことになっちゃってる今作。 ​ひとまず、シリーズ完結編として見ると、この映画かなりよくできているんじゃないかと。 ​過去作品の色々な部分と繋がっている部分があり、シリーズ総ざらいをしつつ、今作における世界の危機を救っていくというストーリーはかなりよくできているんじゃないかと。 ​この部分、過去作品の解像度を上げるとより評価が上がる部分かと思うので、個人的にはもう一度過去作品をおさらいした後にこの作品を見てみたいと思います。 ​そういう周回プレイみたいな楽しみができるのもこの映画の素晴らしいところなんじゃないかと。 ​ということで、シリーズの完結編としてはかなりよくできているのではないかと思います。 ​ただ、作品単体としてはちょっと評価が違ってくる部分もあるんですよね。 ​個人的に『ミッション・イン・ポッシブル』っておなじみのテーマで始まって、なんか変わった名前の兵器とか装置を盗んだりして、世界の危機を救って、最後に顔をベリベリベリーって剥がして、大どんでん返しがあってみたいな。 ​緻密なプロットのある作品ながら、ある程度肩の力を抜いて見れるポップコーンムービー的な様式美も多分に含んでいたと思うんですよね。 ​ただ今作においては、そのようなポップコーンムービー的な爽快感はかなり控えめ。 ​そもそも今作って前後編の後編でして、前編に関しても個人的にはちょっと微妙だったんですよね。 ​前作はシリーズおなじみの爽快感とかなしに、「次回に続く」みたいな感...

リボルバー・リリー

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どうも、松本13です。今回は『リボルバー・リリー』についてです。 ​まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『リボルバー・リリー』は、長浦京の同名小説を原作とした2023年の日本映画。監督は行定勲、主演は綾瀬はるか。 【あらすじ】 小曾根百合は、かつて『リボルバーリリー』と異名を取る腕利きの女スパイだったが、10年以上前に姿を消していた。しかしある事件をきっかけに再び銃をとり、表舞台に姿を現すことになる… ​この映画、ビジュアルに関してもあらすじに関しても、めちゃくちゃ面白そうなんですよね。 ちょっと偏った感じのアクション映画が好きな人の琴線にはビンビンに触れてくる作品なんじゃないかと。 ​ただ一旦冷静になってみると、監督の行定勲にしても、主演の綾瀬はるかにしても、全くアクション方面の人ではないんですよね。 なのでビジュアルやあらすじに関しては100点満点なのだけれど、期待に関しては控えめの方がいいかなと思っていたら、その通りの内容でした。 ​小説原作ということもあり、基本的なストーリーはしっかりしているものの、作品全体としてはちょっともっさりした仕上がりになっています。 仮にこの映画に諸々の大味な部分を補填できるくらいのアクション要素があったら、めちゃくちゃ面白くなったと思うので、そういう意味ではかなり惜しい作品でもあるかと。 ​なんか与謝野晶子みたいな髪型をした綾瀬はるかのクソ強メスゴリラ映画なんてもう最高じゃないですか。 ただ残念なことに、今作のアクションについてはかなりもっさり。とにかく、ビジュアルにしても『リボルバー・リリー』というタイトルにしても、めちゃくちゃガンアクションを期待してしまいがちですが、その手のアクション要素については期待しない方がいいかと。 ​ただ大正を舞台にした世界観は素晴らしく、脇役にもかなり絵になる実力派な名優が多々いたりするので、その部分の補正込みの大味な雰囲気映画くらいの感覚で見るのであれば、結構楽しめるんじゃないかと思います。 本当にあともう少しぶち抜けた要素があれば、かなりの傑作になった可能性があるだけに、本当に惜しい作品だなと思いました。 ​この手の雑な映画って、リボルバーを使っているにも関わらず、めちゃくちゃ連射が効いたりするのですが、今作においてもリロードシーンは本当に数えるほどしかありません。 ただ6連射以上のシ...

クソ映画検証28『ウォー・オブ・ザ・ワールド』

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どうも、松本13です。今回はクソ映画検証、『ウォー・オブ・ザ・ワールド』についてです。 ​まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ウォー・オブ・ザ・ワールド』は、H・G・ウェルズの小説『宇宙戦争』を原作とした2025年公開のアメリカのSF映画。主演はアイス・キューブ。 今作は、著名レビューサイトRotten Tomatoesでの支持率が脅威の0%という、超がつくほどの低評価で有名な作品です。 あまりにも評価が低すぎて、多くの人が気になり、AmazonPrimeの視聴数ランキングで1位を取ってしまったほどです。 興行的な面は別として、批評的な部分に関しては、近年公開の作品としてはそれこそ異次元レベルの作品かと思います。 ただこの映画がクソ映画かどうかと言ったら、普通に面白い映画なんですよね。 ​『宇宙戦争』というネームバリューのある作品のリメイクだと考えると、もう話にならないレベルです。 ただ全てを『search/サーチ』のようにパソコンの画面上だけで行うという点は、かなり斬新で面白いんじゃないかと。 ただ先述の『search/サーチ』はその部分をものすごく上手く機能させていた傑作だと思うのですが、この映画はその部分が全く機能していないんですよね。 しかも作中の映像も資料映像のような汎用映像の使い回しが多く、とにかく作品が全体的にめちゃくちゃチープなんですよね。 この作品は、『宇宙戦争』のリメイク作品であり、アイス・キューブなど著名な俳優が多数出演している、それなりの規模の作品なのですが、作品のクオリティとしては、本当にアサイラムのZ級作品とか、サメ映画レベルなんですよね。 ストーリーについても、「そうはならんだろう」という展開の連続で、本当にお粗末です。 ​本当に普通の映画としてみたら話にならないレベルなのですが、陳腐な映像やストーリーも含め、Z級映画としてみたら、むしろ傑作の部類に入るかと思います。 本当にZ級ならではのしょうもなさ全開の作品ながら、そのしょうもなさの中で、それなりの起承転結があり、オチもしっかりつくので。 なのでこの映画がクソ映画かどうかと言ったら、個人的には全くクソではないかと。 仮にクソだとしても、愛すべきクソ映画方面の作品かなと。 視聴スタンスによってはめちゃくちゃ楽しめますし、楽しめる余地も多々ある作品なので。 ​とにかく、この映画...

GHOSTINTHESHELL/攻殻機動隊

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どうも、松本13です。今回は、『GHOSTINTHESHELL/攻殻機動隊』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『GHOSTINTHESHELL/攻殻機動隊』は、1995年に公開された日本の劇場用アニメ映画。原作は士郎正宗、監督は押井守。 【あらすじ】 西暦2029年。公安の精鋭による特殊部隊「攻殻機動隊」が、国際手配中のハッカー「人形使い」が日本に現れるとの情報を掴む。そんな折に搬送されてきた、事故に遭ったというサイボーグ。その体には、危険な秘密が隠されていた… この映画、私のようなある一定の世代にとってはある種義務教育レベルというか、共通言語と言うか、そんな感じの映画なのですが。 ただ公開から30年近く経っているということもあり、さすがに今日では攻殻機動隊というコンテンツは知っていても、この作品には触れたことがないという人もそれなりにいるんじゃないかと。 この映画についての魅力ってもはや語り尽くされているかと思うのですが、とりあえず御託抜きに面白いですし、映像体験としても最高レベルなものを味わえると思うので見ておいて間違いなく損は無い映画かと思います。 様々なところでオマージュやネタにもされまくっている映画なのでそういう意味での答え合わせとしても優秀かと思います。 『マトリックス』に関してはほぼ原作レベルですし。 それとこの作品って、90年代のカオスで裏ぶれた雰囲気がとてもよく出ている映画だと思うんですよね。 当時はまだ香港にこの映画まんまの景色が残っていた時代ですし。 それとアニメがまだ今よりも大分マイナーでちょっと怪しいものだった時代の、いい意味での古臭さみたいな部分も味わえるんじゃないかと。 今では考えられないかもしれませんが、この時代ってまだアニメがそこまでメジャーなものじゃなかったと思うんですよね。 テレビでやっている長期クールのアニメはともかく、映画やOVAが実写映画と同じ文脈で語られたりとか多くの人の目に触れたりとか。 そういうのってAKIRAからこの作品辺りからだと思うんですよね。アニメの市場や知名度、そのイメージがどんどんと変わっていったのって。 実際この作品などは日本だけでなく海外でもヒットし、ジャパンのアニメーション、「ジャパニメーション」として話題にもなりました。 実際そのジャパニメーションという言葉に興味を持って...

ターミネーター:新起動/ジェニシス

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どうも、松本13です。今回は、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は、2015年のアメリカ合衆国のSFアクション映画。ターミネーターシリーズ第5作目となる。 【あらすじ】 2029年。人類抵抗軍のカイルは、機械軍が1984年に送り込んだターミネーターの後を追い、自身も過去へと向かう。しかしたどり着いた世界は、既にカイルの知る過去とは別のタイムラインだった… この映画は現在公開されているターミネーターシリーズ全6作のうち、私の中では最下位の作品です。 個人的に好きなターミネーターシリーズのランキングというのはとても面白いと思っています。特に下の方。 というか1位と2位はだいたいオリジンである『ターミネーター』か、最高傑作である『ターミネーター2』。その部分は誰のランキングでも同じなんですよね。 問題はそこから下の3位から6位、 この部分は本当に人それぞれなので興味深いです。 しかも何位であってもそれなりにターミネーター愛や作品ごとに一家言があったりしますし。 というかこのご時世に自分の中に好きなターミネーターランキングがある時点でターミネーター好きなんですよね。 好きでない人はそもそも全作品見ていませんし。ましてや面倒なランキングなんて作ったりしませんし。 そんなターミネーターランキングにおいて最下位というのはかなり個人の好みが出る部分だと思うのですが。 私にとってシリーズ最下位はこの作品です。 個人的にターミネーターシリーズは2以降、上がり下がりはそれなりにあるものの、駄作は一作もないと思っています。 皆それなりに良作かと。 ターミネーター2への思い入れが強すぎる故にちょっと認められないとか拒絶反応が出てしまったりなんてことはありましたが。 ただ本当の意味での駄作は一つもないんじゃないかと。 歴史的名作ターミネーター2に比べればそれ以降の作品はどれも1段も2段も劣る感は否めませんが、ただ本当の駄作ってそんなものじゃないと思うんですよね。 最高傑作の2には遠くおよばないものの、ただそこまで大外しをしている作品というのもそこまでないんじゃないかと。 比較対象である2が偉大すぎるゆえにかなり損している部分もあると思うんですよね。ターミネーターシリーズって。 今作も普通に見た...

MaXXXine マキシーン

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どうも、松本13です。今回は、『MaXXXine マキシーン』についてです。 ​まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『MaXXXine マキシーン』は、2024年制作のアメリカ合衆国のホラー映画。『X エックス』『Pearl パール』に次ぐ3部作の完結編で、『X エックス』の後日譚となる。主演はミア・ゴス。 【あらすじ】 1985年。ハリウッドで謎の連続殺人事件が人々を恐怖に陥れる中、6年前の惨劇を逃げ延びたマキシーンは、ハリウッドでの成功を夢見てスターへの道を突き進んでいく… ​この映画、『X エックス』、『Pearl パール』から続く三部作の完結編ですが、ある程度大味なホラー映画くらいの感覚で見るのであれば、今作からいきなり入ってしまっても問題ないかと思います。 ​ちょっとよくわからない部分や、回収しきれていない部分もあるのですが、とはいえ前作を通してみても全てが完璧に回収されるかといったらそういうわけではないので。 ​この映画、ビジュアルに関してはめちゃくちゃ面白そうなんですよね。これぞ80年代ハリウッドといった感じで。 ​そんなレトロ感あふれるB級映画くらいの感覚で見るのであれば、めちゃくちゃ楽しめるんじゃないかと。 そういうスタンスで見ると、今作のツッコミどころとか、ちょっと大味な部分も許せると思うので。 ​それに加えて、主演はミア・ゴス、脇役はケビン・ベーコンと、めちゃくちゃいい感じの名優が揃っており、その部分の存在感だけでも1本見る価値はあるんじゃないかと。 ​出るところでは血はドバドバ出ますし、グロいところはかなりグロいので、ホラー映画としての見ごたえもそれなりにあるんじゃないかと。 ​ただ今作、三部作の完結編としてはちょっと弱いかなと。 ​個人的に、第1作目の『X エックス』はそこまでピンと来なかったというのが正直なところでして。ただ、2作目の『Pearl パール』がめちゃくちゃ面白かったんですよね。 なので、完結編となる今作はもしかしたら結構な名作になるんじゃないかと期待していた部分もあったのですが、足掛け数年かけた三部作の完結編としては大満足できる内容ではなかったかなと。 ​とにかく、前作の出来が良すぎただけにかなり期待値が上がってしまったのも良くなかったんじゃないかと。控えめな期待で見れば、三部作の完結編としてもそれなりに楽しめるかと...

スーパーマン(2025)

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どうも、松本13です。今回は、『スーパーマン』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『スーパーマン』は、DCコミックスを原作とする2025年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。監督・脚本はジェームズ・ガン。 【あらすじ】 相棒のスーパードッグと共に地球と人々を守るために身を粉にして奔走するスーパーマン。そんな彼は、天才科学者にして大富豪の宿敵レックス・ルーサーとの過酷な戦いに挑む… この映画、めちゃくちゃ面白かったです。文句なしの「傑作」と言っても、決して大げさではないんじゃないかと。 この映画って単体だけではなく、DCユニバースとしても大成功な作品なんじゃないかと思います。 あれこれ迷走した挙句、打ち切りとなってしまった旧DCユニバースも、これまた迷走を繰り返しているフェーズ4以降のMCUも、クロスオーバーの設定作りの部分でつまずいてしまっている感があるんですよね。クロスオーバーで先々は面白くなるのだろうけど、そのために今ここにある作品が犠牲になってしまっているというか、退屈になってしまっているというか。 ただ今作の監督であるジェームズ・ガンは、MCU黄金期の立役者であることもあり、その部分をめちゃくちゃうまくやっていると思うんですよね。今作はまず設定云々というより、もうすでにジャスティスリーグやクロスオーバーの原型が存在しているという設定で物語が進んでいまして、スーパーマンとしても立身編というより、すでに活動を始めてから3年が経っているところからのスタートなんですよね。 微妙な作品を連発して結果的に打ち切りとなってしまった旧DCユニバースですが、第一作目である『スーパーマン:マン・オブ・スティール』はめちゃくちゃ名作だったと思うんですよね。ただ今作は、『マン・オブ・スティール』のようなリアルで重厚な路線ではなく、ライトでポップな路線なんです。 スーパーマンのスーツについても、ちょっとかっこいい方面にアレンジとか無しの、古き良き時代のカラーリングだったりしますし。個人的にスーパーマンって圧倒的な正義のヒーローかつ聖人君子のイメージがあったのですが、今作のスーパーマンって、善人ではあるのだけれど、ちょっと善人すぎるというか、馬鹿正直すぎるというか、そういうとても人間臭い部分がありまして、そういう部分のキャラも今作ならではの魅力なんじゃないかと...

ジュラシック・ワールド/復活の大地

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どうも、松本13です。今回は、『ジュラシック・ワールド/復活の大地』についてです。 まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は、2025年のアメリカのSF・アクション映画。監督はギャレス・エドワーズ、主演はスカーレット・ヨハンソン。 【あらすじ】 人類を救う新薬開発のために陸、海、空の3大恐竜のDNAを採取する極秘任務を任された秘密工作の専門家ゾーラ・ベネット。彼女は探査チームと共に、いまだ危険な恐竜が数多く生息する禁断の島へと足を踏み入れる… ​この映画、賛否両論な評価となっているかと思いますが、個人的にはめちゃくちゃ面白かったです。 ​今作が低評価されている原因って、ご都合主義な展開やオリジナルキャストの不在、それに加えて遺伝子操作された恐竜がもはや恐竜ではなく怪獣になってしまっている、みたいな点だと思うんですよね。 ​個人的に、オリジナルキャストは大好きですが、彼らに関するストーリーは『ジュラシック・パーク3』で終わったと思っているので、その部分での物足りなさは感じませんでした。 ​続いて「ご都合主義」な展開ですが、これに関しては別に今作に限ったことではなく、第1作目から結構その手の展開はあったと思うんですよね。 それ以前は存在しなかったCGを駆使した映像に対しての驚きや、思い出補正などでその部分がカバーされているだけで。 ​それと遺伝子操作された恐竜がもはや恐竜ではなく怪獣になってしまっているという点については、すでに旧ジュラシック・ワールド三部作で盛大にやらかしていることなので、今作特有の難点ではないんじゃないかと。 一旦そういう方向に進んでしまったら、もう後戻りはできないと思うんですよね。 ​なので個人的には今作特有の難点というのはほとんど感じませんでした。 ​むしろやることやり尽くしてマンネリした作品を、第1作目のようなハラハラドキドキなジェットコースター路線へ戻した部分はめちゃくちゃ評価したいところです。 ​この映画、本当に旧ジュラシック・ワールド三部作の余計な部分をうまいことなかったことにしているんですよね。 ​遺伝子操作された恐竜が出てきたり、そもそも恐竜の存在というのがその辺の野生動物と大差ない当たり前の存在になってしまうって、さすがにちょっとやりすぎだと思うんですよね。 しかもその恐竜を世界に解き放...

バレリーナ:The World of John Wick

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どうも、松本13です。今回は、『バレリーナ:The World of John Wick』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『バレリーナ:The World of John Wick』は、2025年に公開されたアメリカ合衆国のアクション映画。主演はアナ・デ・アルマス。 【あらすじ】 伝説の殺し屋ジョン・ウィックを生み出した闇の組織で、暗殺者として育てられたイヴ・マカロ。そんな彼女が、殺された父の復讐に立ち上がる… 個人的にアナ・デ・アルマスがジョン・ウィックのスピンオフの主役を演じるという時点で勝ち確定だと思うんですよね。 アナ・デ・アルマスってめちゃくちゃ仕事ができる女、というイメージでして。 007に登場した際も、仕事をこなしてさっさと帰る、みたいな。 ジェームズ・ボンドには見向きもしない、みたいなキャラですし、他の作品でもお定まりのヒロインというより、めちゃくちゃ頼れるサイドキック、みたいな立ち位置なことも多く、個人的には『バレリーナ』の主役としてのアナ・デ・アルマスって本当に最適解だと思うんですよね。 ジョン・ウィックってめちゃくちゃ面白いシリーズだと思うのですが、ただパート1以降は復讐ものというより、完全なジョン・ウィックの自業自得でして。 ジョン・ウィックってめちゃくちゃ作り込まれた重厚な世界観にも関わらず、その中のルールを主役であるジョン・ウィックが一切守らない、というツッコミどころがある種の魅力でもあったかと思うのですが。 スピンオフである今作はそういう世界観やルールがうまく機能した作品になるのかな、と思っていたのですが。 まあ今作の主人公もジョン・ウィックに負けず劣らず、ルールは守らないし、何より人の話を聞かない。いわば、ちょっとした女版ジョン・ウィックみたいになっちゃっているのですが。 ただそういうツッコミどころも含めてめちゃくちゃ面白かったりします。 ツッコミどころといえば、今作にも本家ジョン・ウィックは登場します。 作中の「ある問題」を解決するために登場するのですが、よくよく考えるとジョン・ウィックって圧倒的に問題を起こす側であり、問題解決とか仲裁とか、そういうのが一番向いてない男だと思うんですよね。 そんな男が問題解決に登場するって、それ自体がもうめちゃくちゃなツッコミどころでして、そういう部分も本当に面白かったで...

インフィニティ・プール

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どうも、松本13です。今回は、『インフィニティ・プール』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『インフィニティ・プール』は、2024年公開のホラー映画。監督は、ブランドン・クローネンバーグ。 【あらすじ】 スランプ中の作家ジェームズと資産家の娘である妻エムは、高級リゾート地として知られる孤島へバカンスにやって来る。しかしその孤島には恐ろしい「ルール」が存在していた… この映画、ビジュアルからしてめちゃくちゃクローネンバーグっぽいんですよね。 実際、ビジュアル通りクローネンバーグ監督作品なのですが、ただクローネンバーグはクローネンバーグでも、デヴィッド・クローネンバーグの息子であるブランドン・クローネンバーグ監督作品なんです。 めちゃくちゃ父親の遺伝子を受け継いでいるビジュアルなんですよね、この映画。 しかもミア・ゴス出演作品ということで、その時点でちょっと偏った方面の映画が好きな人にとっては、めちゃくちゃ期待値がぶち上がる作品だと思うんですよね。 ただ、実際の内容はかなり微妙でして、ネット上での評価も低評価がかなり目立つ結果となっています。 なんとなく、父親のデヴィッド・クローネンバーグ作品の影響で、この映画のビジュアルのイメージから「ぬるぬるねばねばなグロシーン満載な人喰いプールの映画」と思ってしまいがちなのですが、実際の内容は全くそんな内容ではないんですよね。 とはいえ、父親のようなクローネンバーグのエッセンスが皆無かと思ったら、全然そういうわけではなく、そこかしこにセンスは光ってはいるんですよね。 実際、序盤はめちゃくちゃ面白そうですし、それ以降も面白くなりそうなシーンは多々あったりするのですが、その部分をうまく拾えていないというか、盛り上がりどころもことごとくスルーしてラストまで行ってしまう、みたいな。 ゆえに、この映画は期待すればするほどに肩透かしだったりします。 逆に、この映画の構成要素に何の期待もしなかった人にとっては、ただ単に面白くない映画として終わってしまった印象です。 ただ、本当に何か一つだけ噛み合えば、めちゃくちゃ面白くなった映画だと思うので、そういう部分では非常に惜しさを感じる作品だったりします。 そのような性質の映画なので過剰な期待は禁物ですが、デヴィッド・クローネンバーグの息子の作品という部分と、ミア・ゴスの圧倒的存在...

マイル22

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どうも、松本13です。今回は、『マイル22』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『マイル22』は、2018年のアメリカ合衆国のアクション・スリラー映画。主演はマーク・ウォルバーグ。 【あらすじ】 アメリカで、世界に危機をもたらす物質が盗まれる。当局は、物質の行方を唯一知っている重要参考人を、政情不安定な東南アジアの某国から亡命させようと計画。敵の妨害が待ち受ける中、特殊部隊は頭脳チームと連携し、大使館から空港の移送機までを護送する… この映画、興行・批評ともに爆死した作品です。 ただ大爆死というほど物議を醸したわけでもド派手に散ったというわけでもなく、そういう意味ではある意味中途半端な映画ではあるかと思うのですが。 ただ内容はそこまで悪くもなく、むしろ私個人としてはとても楽しめた作品です。 この映画は、どのような期待をして見るかで評価が大きく分かれる映画かと思います。 私個人としてはマーク・ウォルバーグ主演の映画は、そこまで期待をしない方が楽しめるといった位置づけです。 個人的なツボにぶっ刺さるような突出した名作はないけれど、ただ話にならないほどの駄作もない。故に過剰な期待さえしなければ楽しめる良作映画が多いといった印象です。 ただ人によっては、あの『ローン・サバイバー』でコンビを組んだ、ピーター・バーグ監督とマーク・ウォルバーグの映画といった見方もできると思うので。 期待する人はめちゃくちゃ期待したと思うんですよね。 そういう人にとってはこの映画は駄作以外の何物でもなかったかと思うのですが。 ただ『バトルシップ』の監督による、『PLANETOFTHEAPES/猿の惑星』のマーク・ウォールバーグ主演の映画くらいの認識や期待値で見ると、むしろめちゃくちゃ面白いんですよね。 ストーリーはかなり雑だし、人物描写もかなり微妙ではあるのですが。 そもそもマーク・ウォールバーグ演じる主人公は怒りをうまく抑制できないタイプ(障碍?)らしいのですが、その設定いる?といった感じでして、特にストーリーに絡んでくるわけでもなし、描き方が半端すぎて単なるアンガーマネジメントができていないパワハラ上司みたいになってしまっていますし。 なぜかそのような設定のない他の登場人物もやたらと感情を抑制できないヒステリックなキャラだったりしますし。 私くらいの期待値で見ているとめ...

スピード2

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  どうも、松本13です。今回は、『スピード2』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『スピード2』は、1997年のアメリカ映画。主演はサンドラ・ブロック。 【あらすじ】 SWAT隊員のアレックスと共に、カリブ海一週間の豪華クルージングにやって来たアニー。その船ではちょうど、全米から宝石商が集まって、ジュエリー・コンベンションが行われることになっていた。しかしその船には、爆弾が仕掛けられていた… この映画は、興行・批評ともに大爆死した映画として広く知られているかと思います。 大金かけた挙げ句の大爆死とか、ダメ続編とか、その手の話題では未だに名前のあがる映画だったり。 その手の映画は他にも多々あるかと思うのですがそれらの大抵は、公開とともに何かと荒れたりしたかと思うのですが。 これはあくまで私個人の体感ではありますが、スピード2についてはキャスト発表時はともかく、公開前後はそこまで荒れた記憶がないんですよね。 「キアヌ・リーブス出ないの?じゃあいいや」みたいな感じで多くの人にスルーされた、と言った印象が強いです。 キアヌ・リーブスの不在は制作の時点で明らかになっていたので、公開時点では既にその部分は織り込み済みだったんですよね。 この作品にそこまで荒れた印象がないのはそのせいかもしれません。 実際この映画、キアヌ・リーブス不在ということを織り込んで見れば、そこまで悪くはないんですよね。 大金かけたアクション映画としては結構よくできているんじゃないかと。 ただ何分前作が名作すぎただけに、それと比べると魅力は大きく劣るかなと。 この映画単体で見れば普通に面白いアクション映画くらいの感覚だと思います。 ただ前作が超がつくほどの名作なだけに、その落差がかなり激しく、その落差ゆえに駄作の評価をつけられてる部分も多々あるかなと。 本当に前作が良すぎたんですよね。 上映時間はどちらも2時間程度と同じくらいなのですが、鑑賞中の体感時間が全く違うんですよね。 1はのっけからラストまで息をもつかせぬ展開の連続で手に汗を握りっぱなし。本当に退屈するシーンが一切ないあっという間の2時間。 ただ2はそこまでじゃないんですよね。全体的に結構もっさりしていて、ちょっと退屈してしまう部分もあったり。 それも楽に見れる大味なアクション映画としては全然問題ないのですが、スピ...

インサイド

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どうも、松本13です。今回は、『インサイド』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『インサイド』は、2023年製作のスリラー映画。主演はウィレム・デフォー。 【あらすじ】 最新鋭の防犯設備が整ったニューヨークのペントハウスに忍び込む事に成功した美術品泥棒の男。しかし侵入したはいいものの、出ることができなくなってしまう。高価な美術品しかない密室空間で男は生き残りをかけてあらゆる手を尽くす… セキュリティガッチガチのペントハウスに侵入した美術品泥棒が、セキュリティガッチガチすぎて出られなくなっちゃうというめちゃくちゃ面白そうなストーリー。 主演はウィレム・デフォー。その時点で私としてはもはや勝ち確定な映画だったりするのですが。 ただこの映画、一般的な評価に関してはそこまで高くはない模様。 そりゃ閉じ込められたペントハウスのワンシチュエーション、登場人物はほぼウィルム・デフォー1人という、とてつもなくこじんまりとした映画ゆえ、好みは別れる部分かと。 私個人としてはウィレム・デフォーはとても好きな俳優なので、とても楽しむことができました。 ただこの映画、一見するとよくあるシチュエーションスリラーのように見えてしまうかと思うのですが、それらとは若干毛色の違った作品かと思います。 ウィレム・デフォーが閉じ込められてしまったのはあくまでもちょっとした事故によるもので、誰かの思惑によって閉じ込められたというわけではないんですよね。 そこで極限の決断を迫られるとか、殺人ギミックだとか、そういうものが出てくるわけでもなし。 一見するとそのような要素もありかと思ってしまいがちな内容なだけに、期待する方面によってはちょっと残念に感じてしまう映画かもしれません。 内容は本当に地味なんですよね。閉じ込められたおっさんが脱出のためにあれこれ試したりブツブツ言ってうろついたりとか。 本当にそれだけの105分だったりするのですが。 主役がウィレム・デフォーだとその105分も普通に見れちゃったりするんですよね。 この手の映画にしては105分の上映時間って結構長いと思うんですよね。 普通だったら持って75分とか80分とか。場合によっちゃそれだって厳しいと思うのですが。 ただウィレム・デフォーだと105分は全然余裕で見れてしまう。そこはもう本当にさすがだなと。 ひとまずそこまで過剰な...

孤狼の血 LEVEL2

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どうも、松本13です。今回は、『孤狼の血 LEVEL2』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『孤狼の血LEVEL2』は、2021年公開の日本の映画作品。監督は白石和彌、主演は松坂桃李。 【あらすじ】 市民の平和のため、刑事の日岡はあらゆる手段で裏社会を制圧してきた。そんな折、冷酷非道なヤクザとして知られる上林が出所する。とある人物の報復に燃える上林が動き出したことをきっかけに、組同士の激しい抗争が再び勃発する… 孤狼の血シリーズって本当に素晴らしいシリーズだと思います。 令和のこのご時世に、ここまでのヤクザ映画というのも本当になかなかないと思うので。 個人的に『フォーリング・ダウン』や、『悪魔を見た』のような、凶暴なおっさんが暴れ回る映画というのは大好きでして。 少し前まで日本映画の狂暴なおっさんと言ったら問答無用でビートたけしといったイメージだったのですが、『渇き』、そして『孤狼の血』の怪演で、今やビートたけしと並ぶレベルに私の中の凶暴なおっさんとして熱い俳優役所広司。 本当に孤狼の血の役所広司の凶暴なおっさんっぷりというのは素晴らしかったと思うんですよね。 そしてそれに負けず劣らずの豪華キャスト。 あれだけの豪華キャストが集結するヤクザ映画って本当に『アウトレイジ』以来なんじゃないかと。 キャストの高齢化やコンプラ的問題もあり、アウトレイジレベルのヤクザ映画ってもう作られないだろうなと思っていましたし、あそこまでの豪華キャストの共演も『シン・ゴジラ』くらいの一大プロジェクトでもない限りは無理だろうなと思っていたので、孤狼の血という映画との出会いは私にとって本当に奇跡のような、とても嬉しいサプライズでした。 それくらいに素晴らしかったパート1の続編である今作。 治安の悪いヤクザ映画の宿命ではあるのですが、パート1で多くのキャストが死んだり刑務所送りになったりして退場。 大ヒットしたパート1の主要キャストの出演はほぼなしって、続編としてはかなりのフラグだと思うのですが。 普通だったらもうかなり香ばしい匂いが立ち込めていると思うのですが。 ただし、孤狼の血LEVEL2には鈴木亮平が出るんですよね。 鈴木亮平の安心感というか安定感というか、「私が来た!」感って本当に凄まじいと思うんですよね。 あれだけの豪華キャストがごっそり抜けたにもかかわらず、...

フォールガイ

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どうも、松本13です。今回は、『フォールガイ』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『フォールガイ』は、2024年のアメリカ合衆国のアクション・コメディ映画。監督はデヴィッド・リーチ、出演はライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントなど。 【あらすじ】 腕利きのスタントマンであるコルト・シーバースは映画スターのトム・ライダーの代役として数々の危険なスタントをこなしてきた。ところが落下のスタントの失敗によって心も身体もダメージを負い、業界から姿を消してしまう… この映画、パッと見はありがちなアクションコメディのようなビジュアルだと思うのですが、監督は『ジョン・ウィック』や『デッドプール』などの監督であり、自身もスタントマンであった経験のあるデヴィッド・リーチ、主演はライアン・ゴズリングです。 これ、アクション映画としてはめちゃくちゃ期待の持てる組み合わせだと思うんですよね。 実際、今作はコメディ的な側面はありつつも、アクションシーンに関しては相当な見応えがあります。 デヴィッド・リーチ監督って、アクションに関してはとてつもない実績のある監督ですし、じゃあコメディの方はどうかと言うと、『デッドプール』というめちゃくちゃ名作を作っているわけです。 さすがに『デッドプール』を超えたとまではいかないながらも、今作はマイルドなコメディとしてはかなりレベルの高い作品なんじゃないかと。 米国コメディにありがちなきわどいネタなどもないので、割と安心して見れるタイプのコメディ作品です。 ストーリーも意外と凝っていて、終盤には驚かされるようなシーンも多々あったりします。 そして、その合間合間に見応えたっぷりなスタントシーンの連続。 めちゃくちゃ気持ちよく面白くフィニッシュした後に、これまたいい感じなエンドロールとミドルクレジットという、本当にめちゃくちゃ気持ちよく鑑賞ができる作品なので、ポップコーンムービーとしてはうってつけなんじゃないかと。 作品の性質上、重厚さや深みなどに関しては控えめではあるものの、娯楽重視で作品を選ぶのであれば一度は見ておいて損はないんじゃないかと思います。 というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

さよならの朝に約束の花を飾ろう

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どうも、松本13です。今回は、『さよならの朝に約束の花を飾ろう』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『さよならの朝に約束の花をかざろう』は、2018年の日本のアニメ映画。監督・脚本は岡田麿里。 【あらすじ】 10代半ばで外見の成長が止まり、数百年生きるイオルフの民。そんなある日、僻地で暮らす彼らの平穏が、その長寿の血を狙う異種族に壊されてしまう。混乱の中を逃げ延びたイオルフの少女は、やがて森で人間の赤子を発見し、その子を育てる決意をする… この映画、本当に素晴らしい映画でした。 ちょっと言い方に語弊があるかもしれませんが、一般大衆娯楽映画としての100点満点みたいな、そういう正しい映画を見て正しく感動できたなみたいな。 そんな満足感を得られた映画でした。 個人的な100点満点ではなく、自分の中のある程度フラットな尺度での100点満点をつけられる、そういう映画って実際そうはないと思うんですよね。 個人的に好きな映画でも万人向けではない故、そこまで大っぴらにプッシュできないみたいな映画が私の中には多々あるのですが、この映画はもう誰にでもおすすめできるタイプの映画かと思います。 面白いとか最高だとか、そういう類ではなくめちゃくちゃいい映画。そしてめちゃくちゃいい映画を見た気分にさせてくれる映画です。 そして最高に泣ける。 と言うとちょっと拒絶反応が出てしまう人もいるかと思うのですが。 私もどちらかというとそういうタイプです。「あー泣ける映画とかそういうのいいんで」みたいな。 しかもこの映画、ビジュアルが見方によっては結構不穏だったりするんですよね。 なんかパッと見のビジュアルが、いわゆる「なろう系」とか異世界転生ものっぽいですし。 その手のジャンルにも素晴らしい作品は多々あるのですが、ただ粗製乱造されまくっているジャンルゆえ、作品の取捨選択ってめちゃくちゃ重要だと思うんですよね。 それと見用によっては、君の名はの大ヒット以降にこれまた粗製乱造された、ガワだけ新海誠アニメに寄せただけの、アニメとしてのクオリティはそれなりに高いけど作品としては微妙な高品質な駄作とも取れますし。 なので私としても、まあなんかなろう系とかによくある西洋っぽい雰囲気のティッシュみたいな名前の登場人物がいっぱい出てくる感じで、ただ評判聞く限りアニメとしては当りの部類ではあるだ...

山猫は眠らない10 レディ・デスの奪還

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  どうも、松本13です。今回は、『山猫は眠らない10 レディ・デスの奪還』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『山猫は眠らない10 レディ・デスの奪還』は、2023年のアメリカのアクション映画。『山猫は眠らない』シリーズの第10作目。 【あらすじ】 一流の狙撃手ブランドン・ベケットと、ストーン率いる新編成の国際対応諜報チームは、謎の男ブバロ率いる国際的テロリストのカルト教団に拘束された仲間の工作員レディ・デスを救出するためにマルタ島へ向かう。しかし、そこには、より大きな脅威が待ち受けていた… この映画、ビジュアルで「あれ?もしかしたら?」と思っていたのですが、レディ・デスのキャストが秋元才加から藤本ルナに変わっているんですよね。 個人的に秋元才加のレディ・デス結構好きだったのですが。 レギュラーメンバーの面々の中にいても違和感を感じさせない存在感のあるルックスでしたし。 なのでキャスト変更は個人的にはかなり残念です。 ただレディ・デスのアクションシーンは前作、前前作よりも格段に良くなっていると思います。 それはキャストとはまた別の問題ではあるのですが。 ただもっさりアクションもなく、可能な限りそれを見せないような若干不自然なアングルなどもなく、普通に真っ当なアクション映画をしています。 それによくも悪くも目の周り赤く塗っていれば誰でもそれなりにレディ・デスには見えてしまったりもしますし。 個人的にはこの作品は普通に楽しめました。 山猫は眠らないシリーズとしては結構低評価ではあるかと思うのですが。 キャスト変更の部分は賛否両論でしょうし、それより何より前作に引き続きスナイパーものというシリーズのアイデンティティを捨ててしまっているので、評価が低くなってしまうのはしょうがないかなと。 ただスナイパー要素が控えめになったコメディ路線というのは前作に引き続いてのことで、個人的にはもう完全にそういうものだと思って見ているので、特にこの作品に不満は感じませんでした。 ただ山猫は眠らないシリーズを毎回見ているという人はそこまで多くはないと思うので、スナイパー要素控えめなコメディ路線を続ける以上、久しぶりに見てみようと思って戻ってきた旧作風を期待する層からの低評価は受け続けるんじゃないかと。 作風をそれまでとは大きく変えた前作がかなり不評だったので...

パージ:大統領令

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  どうも、松本13です。今回は『パージ:大統領令』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『パージ:大統領令』は、2016年制作・公開のアメリカ合衆国のスリラー映画。2013年から続く「パージ」シリーズの3作目。 【あらすじ】 1年に1晩、殺人を含むすべての犯罪が合法となる12時間が制定されたアメリカ。その法律「パージ」の廃止を訴える女性議員が大統領選に出馬する。対する現行法の容認派は、パージのもとでの彼女の暗殺を呼びかける… 今作は大統領選という時事ネタを扱ったこともあり、シリーズ最大のヒットを記録したとのこと。 とはいえ時事ネタに乗っかっただけの映画かと言ったら決してそういうわけでもなく、内容も素晴らしく面白かったりします。 1年に1回12時間に限り、あらゆる犯罪が合法化されるというそのアイデアの時点でも大勝利だと思います。 個人的にはこんな感じのノリで永久に続いてほしいシリーズだったりします。 打ち切りやらシリーズ完結などの話は何度も出ていますが、なんやかんやで延々と続けてくれると私は信じています。 そもそもストーリーの時点でそれなりに見る人を選ぶ映画かと思うのですが、むしろこのストーリーで見たいと思う層にとってはパージってかなり満足感の高い内容なんじゃないかと。 もちろんツッコミどころは満載なのですが、とはいえパージをわざわざ見るような層の大抵はその部分も織り込んで見ていると思うので。 パージと言ったら当日のヒャッハーな世紀末な世界観や、MADなパージャーたちのマスクなども魅力のひとつ。 シリーズ毎に頭のおかしな人がたくさん出てきますからね。 本作にもMADだったりサイコだったりな人がたくさん出てくるのですが、その中でも一番印象に残っているのはチョコバー娘。 なぜだか分かりませんがチョコバーに異様な執着のある娘でして、なぜそこまでしてチョコバーが食べたいのかよく分かりませんが、とにかくめちゃくちゃチョコバーが好きらしいです。 チョコバーの為なら人殺しも辞さないほど。さすがアメリカ。 この映画、シリーズの中でもかなりストーリーがよくできていて、しかもテーマは大統領選。だけど前半はだいたいチョコバーだったりします。 それくらい全部持ってっちゃってるんですよね。チョコバー娘が。 実際この映画をチョコバーの映画と記憶している人もいるかと...

クソ映画検証27『ゴーストバスターズ』

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どうも、松本13です。今回はクソ映画検証、『ゴーストバスターズ』についてです。 まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ゴーストバスターズ』は、2016年のアメリカ合衆国のコメディー映画。1984年の映画『ゴーストバスターズ』のリブート作品。 【あらすじ】 ニューヨークの名門大学を追われた元物理学教授の女性。幽霊の存在を確信する彼女は、昔なじみの科学者たちと共に超常現象を調査する会社「ゴーストバスターズ」を立ち上げ、様々な武器を自作してゴースト退治に乗り出す… 駄作、クソ映画との評価が多く、結局続編も制作されず、公式にも半ばなかったことにされている今作。 個人的には駄作ではあるものの、クソ映画とまではいかないかなというのが正直なところです。 名作の続編ゆえ、期待値が異常に高かったのと、ポリコレなどについてのちょっとした要素、日本においては演技が本職ではないお笑い芸人による吹き替えなどについてもかなり賛否が分かれ、かなりのマイナスなバイアスがかかっていた故、クソ映画との評価になってしまうのも仕方がないかとは思うのですが。 ただ『デビルマン』を基準としたクソ映画検証として考えると、クソまでは行かないかと。 ただ映画としては圧倒的に面白くなく、上述のようなマイナスのバイアスを跳ね返せる作品力を全く感じなかったので、クソ映画の評価が固まってしまうのも仕方がないかなと。 個人的にはこの映画、ポリコレ云々関係なしに、ただ単純につまらないというのが素直な感想です。 オリジナルの『ゴーストバスターズ』って、めちゃくちゃ笑える面白い映画なんですよね。 主要人物のキャラと彼らが織りなす会話の応酬がもう最高でして。 オリジナルの『ゴーストバスターズ』が長年にわたって愛されたのって、その部分の面白さや心地よさゆえだと思うんですよね。 オリジナルって、主人公、ヒロイン、脇役、ひいてはそれらの吹き替えに至るまで、もう本当に完璧なんですよね。 個人的には今作、キャスティングやキャラ造型に関しては、そこまで間違ってはいないと思うのですが。 とにかく会話がつまらない。 笑わせようとする部分で絶妙に滑っているんですよね。 ただこの部分、オリジナルが悪いのか、翻訳が悪いのか、ちょっと日本人には理解しがたいようなノリのネタなのかという部分に関してはちょっと分からないのですが。 まあとにもかくにも面...

ロードハウス/孤独の街

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どうも、松本13です。今回は、『ロードハウス/孤独の街』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ロードハウス/孤独の街』は、2024年製作のアメリカ合衆国のアクション映画。主演はジェイク・ギレンホール。 【あらすじ】 フロリダキーズにある「ロードハウス」で用心棒の仕事に就いた元UFCファイターのダルトン。しかしその島はただの楽園ではなく、彼は否応なしに戦いの渦に巻き込まれていく… この映画、もう本当にめちゃくちゃ面白かったです。 私のような大味なアクション映画が大好物な人間にとってこれ以上にない作品かと思います。 ただそんな特定の層に激しくぶっ刺さる内容ゆえ、見る人をそれなりに選ぶ部分はあるかと思いますが。 とはいえそこまで賛否両論なストーリーでもなく、過激描写があったりするわけでもないので、過剰な期待さえしなければ誰でも楽しめる映画なんじゃないかと思います。 それこそ頭を空っぽにして見るタイプの映画としては100点満点なんじゃないかと。 この映画にそれなりの内容を期待してしまった人の気持ちもわからないではないのですが。 主演はジェイク・ギレンホール。 私のように、出ている映画はだいたい面白い俳優として彼を記憶している人も多いかと思います。 そんなジェイク・ギレンホール主演作品なのだから、何かしらのクライム要素やサスペンス要素があるんじゃないかと、少なくともあらすじからはそう期待もできたりするのですが。 蓋を開けてみればもう信じられないくらいの脳筋映画なんですよね。 ジェイク・ギレンホールって個人的にスーツの似合うアメリカの優男の典型みたいなイメージがあったのですが、今作ではバッキバキの脳筋ゴリラに仕上げてきています。 しかもその仕上がりがめちゃくちゃいい感じなんですよね。 そんな仕上がりまくったジェイク・ギレンホールが演じる元UFCファイターがこれまたいいキャラしてまして。 かなりワイルドなんですよね。ナイフで刺されても病院へ行かずガムテープ貼って終わりみたいな。 所持品は小さなキャリーバッグと工具箱だけ。しかもその工具箱は金庫も兼用。めっちゃ札束突っ込んでいるのに鍵はかけないプラスチック製というガハガバ仕様。 そんなジェイク・ギレンホールが古き良き西部劇みたいに悪人に支配された街の救世主となるみたいな話なのですが。 まあ簡単に言ってしまうと...

セクション8:リベンジ・ミッション

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どうも、松本13です。今回は、『セクション8:リベンジ・ミッション』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『セクション8:リベンジ・ミッション』は、2022年のアメリカのアクション映画。 【あらすじ】 元特殊部隊員のジェイクは、家族との穏やかな生活を求めて軍を引退する。しかし家族はチンピラに殺されてしまう。復讐に燃えるジェイクの前に、政府の秘密組織「セクション8」が現れる… この映画、個人的にはとても楽しめました。 この映画にはミッキー・ローク、ドルフ・ラングレン、スコット・アドキンスという『エクスペンダブルズ』俳優が多数出演しています。 おそらくこの映画を見る人の大半は、そんなキャストに惹かれて見るかと思うのですが。 この映画ってあまり評価のよろしくない作品だったりするのですが、ただこの映画に低評価をつけてる人って、多分前述のエクスペンダブルズ俳優に期待しすぎちゃったんじゃないかと。 その部分に期待して一般的なアクション映画感覚で見ると、この映画結構きついと思うんですよね。 個人的にはスタローンやジェイソン・ステイサム以外のエクスペンダブルズ俳優が出演している比較的近年の映画に関しては期待よりむしろ警戒をするタイプなのですが。 言い方は悪いですが、エクスペンダブルズ俳優を客寄せパンダ的に脇役に起用しただけの駄作って結構多いんですよね。 それに加えて本作に出演しているエクスペンダブルズ俳優の近年の作品に関しては打率はかなり低め。 なのでこの手の映画に関しては期待値控えめで見るようにしています。 そのようなスタンスで見るとこの映画、めちゃくちゃ面白いんですよね。 ストーリーに関しては良くも悪くも大味。この手の映画ではよくある話の範疇を出ないながらも、気を抜いて見ていると意外と驚かされるシーンもあったり。 この映画もエクスペンダブルズ俳優は脇役。主演はそこまで知名度が高いとは言えない俳優。 一見するとよくある一昔前のスター俳優を起用しただけの駄作アクション映画に感じられますが、この映画に関しては大当たりな部類かと。 ストーリーは普通に面白いし、アクションシーンもかなりしっかりしています。いかにも低予算なあからさまな安っぽさというのは感じません。 もちろんエクスペンダブルズレベルの映画に比べたらちょっとアレかもしれませんが、とはいえこの手の低予算映画...

アップルシード

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どうも、松本13です。今回は『アップルシード』についてです。 まずは、簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『アップルシード』は、士郎正宗の同名漫画を原作とした2004年の日本のアニメ映画。世界で初めてフル3Dライブアニメという表現手法によって映像化された作品。 【あらすじ】 大戦を生き抜いた若き女性兵士デュナン・ナッツは、ある日突如捕獲され、バイオロイドの管理する都市オリュンポスに連行されてしまう。やがて目を覚ました彼女の前には、変わり果てた姿の元恋人がいた… この映画は、士郎正宗原作の作品としても、ひとつのSFアクションアニメとしても、めちゃくちゃ素晴らしい作品だと思うんですよね。 同じく士郎正宗原作の『攻殻機動隊』と比べると、見方によってはちょっと深みに欠ける部分があったり、大味だったりする部分はあるかもしれませんが。 逆に言うと、それだけとっつきやすく、シンプルに楽しめるという別ベクトルの魅力があると思うんですよね。 作品によってはあまり評価のよろしくないものもあったりと、『攻殻機動隊』に比べると作品群全体として大成功しているとは言い難い部分があるアップルシードですが。 少なくともこの作品については大当たり、大成功の部分になるんじゃないかと。 今ではスタンダードとなったCGアニメという手法を世界で初めて取り入れたのもこの作品でして。 公開から20年以上経った今見ても、なお古さを感じないそのクオリティは、素晴らしいの一言に尽きるんじゃないかと。 そんな素晴らしい内容とは裏腹に、興行的にはそこまでの大成功は収められなかったとのこと。 その部分の情報があまりないのですが、少なくとも日本国内では大成功とまではいかなかったようです。 これはあくまで私個人の推論ではあるのですが。 この映画、2004年前後の話題の日本映画の1つとして紹介されたり、プロモーションがなされていた記憶があります。 2004年前後の邦画って、本当に地獄のようなラインナップが揃っているんですよね。 伝説のクソ映画『デビルマン』を筆頭に、今もなおクソ映画と語り継がれる作品が多々公開された時期でして。 本当にこの当時、話題作として公開された実写化作品などについては、何を見ても面白くない、本当に地獄のような期間だった記憶があります。 その時のラインナップの酷さ故に、巻き込み事故的にスルーされていたり、ク...

ヘッド・オブ・ステイト

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  どうも、松本13です。今回は『ヘッド・オブ・ステイト』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『ヘッド・オブ・ステイト』は、2025年のアメリカ合衆国のアクションコメディ映画。主演はジョン・シナ。 【あらすじ】 犬猿の仲であるアメリカ大統領とイギリス首相。紆余曲折あり、彼らは同じ飛行機で移動をすることになるのだが、テロリストの手によって飛行機が墜落してしまう… この映画、アクションコメディ映画としてはかなりレベルが高い作品なんじゃないかと思います。 とにかく、その手の期待は大抵叶う内容なんじゃないかと。 元アクションスターのアメリカ大統領と元軍人のイギリス首相がギクシャクしつつも、全世界を巻き込む陰謀に立ち向かっていくという話でして。 ジョン・シナ演じる元アクションスターのアメリカ大統領に関しては、「これぞ筋肉アクションスター!」というキャラクターで本当に最高なんですよね。 そんなジ・アメリカンな大統領に対してのイギリス首相のひねくれ具合が、これまた「イギリス」といった感じで、そのデコボコ感がかなりいい感じのバディムービー感を醸し出しています。 往年のアクション映画のメタいネタや小ネタなども満載なので、アクション映画に造詣が深い人ほど膝を打つようなシーンが多いんじゃないかと。 コメディ要素がかなり強い作品ではあるものの、ただし、アクションシーンもかなりしっかりしていまして。 笑えるシーンも多々ありながら、アクション映画としての見どころもかなりあったりします。 そして今作における黒幕の存在というのも最後の最後までわからないのですが、その部分も結構ひねりが効いていて、ストーリー的にもかなり楽しむことができました。 パッと見のビジュアルやあらすじでは伝わりづらい部分も多々あるのですが、ただ、アクションコメディとしてはかなりレベルが高い作品なので、一度は見ておいても損はないんじゃないかと思います。 どこか一点が突出してぶち抜けているという類の映画ではないかと思うのですが、アクション、コメディ、ストーリーの部分においても、全ての点が高い水準でまとまっている、とてもいい映画だと思います。 よほど明後日の方向に過剰な期待さえしなければ、誰でもポップコーン片手に楽しめるんじゃないかと。 というわけで、今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがと...

28年後...

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どうも、松本13です。今回は、『28年後...』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『28年後...』は、2025年に公開されたイギリスのSFホラー映画。『28日後...』から始まるシリーズ三作目。 【あらすじ】 パンデミック発生から28年後の世界。安全な孤島を離れ、進化した感染者が跋扈する本土に足を踏み入れた父子が、衝撃の運命に直面する… 名作の多いゾンビものというジャンルの中でも、特に名作と名高い『28日後...』とその続編 『28週後...』。 そこからさらに20年近く経って制作された『28年後...』ということもあり、もうめちゃくちゃに期待値が上がりまくるわけなのですが。 しかも監督・脚本は第一作と同じということで、これはもはや勝ち確定みたいな状態だったと思うんですよね。 しかし、いざ公開されてみると、評判はかなりよろしくない様子。 ひとまずこの映画は、前作までのことは忘れて全くの別物のゾンビ映画としてみた方がいいんじゃないかと。 とにかくあの名作シリーズの続編として見ると、相当な肩透かしを食らってしまうんじゃないかと思います。 世界観が崩壊していたりとか、そういうことは全くないのですが。 ただ前作までって、もう圧倒的なバイオハザードゾンビものでして、それより何よりストーリーがめちゃくちゃ面白かったんですよね。 ただ今作はゾンビ映画ではあるものの、ゾンビを題材とした人間ドラマといったところでして。 前作までのノリを期待した人にとっては、「何やってくれてんの!?」といった感じの内容なんですよね。 しかもその人間ドラマもかなり微妙でして。 見方によってはかなりストレスのたまる言動の登場人物などもいたり、そもそもストーリーや時間軸がちょっとおかしなことになっていたりと、かなり脚本に難ありな感じなんですよね。 とにかくあの名作ゾンビ映画の続編にも関わらず、ゾンビそっちのけで繰り広げられることを正当化できるほど人間ドラマが面白いわけでもなく、むしろ相当に微妙な内容なんですよね。 これは本当に、めちゃくちゃ期待した人にとっては「クソ映画」、そうでなくとも「失敗作」と言われてしまっても仕方がないんじゃないかと。 とにかくそれくらいの落差は覚悟しておいた方がいいかと。 まさか第1作目の監督と脚本が参加して、このような迷作になってしまうとは誰も予想でき...

アマチュア

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どうも、松本13です。今回は『アマチュア』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『アマチュア』は、2025年公開のアメリカ合衆国のサスペンス映画。主演はラミ・マレック。 【あらすじ】 CIAの優秀な分析官ながら、殺しもスパイも「マチュア」の男。そんな彼が、最愛の妻を奪った国際テロ組織への復讐を誓い、たった1人で過酷な戦いの渦に身を投じていく… 最愛の妻をテロリストに殺された男が復讐のために立ち上がる…ってアクション映画ではめちゃくちゃよくあるパターンだと思います。 ただ今作の主人公はCIA分析官。頭脳は明晰ながら、荒事に関してはからっきしなんですよね。 そんな男がどうやってテロリストたちに復讐していくのか、という部分が見どころの今作。 そういう作品の性質さえ事前に把握しているのであれば、かなり楽しめる作品なんじゃないかと思います。 逆によくある筋肉無双系アクションなどを期待すると、ちょっと微妙な印象を抱いてしまうかもしれません。 とにかく、その手の要素は皆無ではないものの、かなり控えめです。 映画においては、「頭脳戦」と言いつつもなんだかんだ戦えてしまう、みたいなパターンって結構あると思うんですよね。 筋肉スターのスタローンとシュワちゃんダブル主演の『大脱出』ですら頭脳戦と銘打っていましたし。 ただし今作はそういう部分では一切ブレず、最後の最後まで頭脳戦に徹しているという部分も個人的にはめちゃくちゃ評価したいところです。 頭脳戦ならではのスカッと感や大どんでん返しなども多々あり、とはいえプロットは単純な復讐ものなので、重すぎず軽すぎずなとても面白い映画でした。 とにかく、作品の性質さえ事前に把握しているのであれば、一度は見ておいても損はない映画なんじゃないかと思います。 というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

クソ映画検証26『映画 おそ松さん』

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どうも、松本13です。今回は、クソ映画検証、『映画おそ松さん』についてです。 まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『映画 おそ松さん』は、2022年公開の日本映画。主演はSnow Man。 【あらすじ】 20歳を過ぎた松野家の6つ子は、誰ひとり定職に就くことなく、6人で賑やかな日々を送っていた。そんなある日、おそ松が大富豪の老紳士と偶然出会い、亡くなった息子と瓜二つであることから養子にしたいと言われる… この映画、思った以上に面白かったというのが正直な感想です。 個人的には相当なクソを覚悟していたので、その反動もあってかなり楽しめました。 そもそも大人気アニメ、『おそ松さん』を実写化するという時点で相当なフラグかと思うのですが。 そこに人気アイドルグループSnow Manをぶち込み、それゆえに六つ子なのに顔が違うという原作改変。 しかもおそ松さんってめちゃくちゃ下ネタがきついアニメかと思うのですが、Snow Manはアイドル。しかもジャニーズの。 そうなるとそっち方面のネタは控えめになるでしょうし。 そうやって作品ではなく出演するタレント中心に作品をあれこれいじくり回し、最終的にはSnow Manファンだけが楽しむことのできるタレント映画になるんじゃないかと。 可もなく不可もないストーリーとラストにはお定まりのお涙頂戴な感動ポルノ要素みたいな。 まあそんな感じになるだろうなと思っていたのですが全くそんなことはありませんでした。 そもそもおそ松さんを実写化する意味があるのかとか、六つ子設定なのに顔が違うとか、よくあるタレント映画だとか抱き合わせ商法だとか。 そういうの、映画の序盤で登場人物自らがめちゃくちゃ語っているんですよね。 その辺のメタ要素、個人的にはめちゃくちゃ面白かったです。 演者自身が「実写は厳しいよね」って言っちゃってますからね。 そこから紆余曲折あって様々な世界を渡り歩くマルチバース的な展開になるのですが。 まあその世界が簡単に言ってしまうと邦画あるあるでして。 ちょっと香ばしい感じのデスゲームとか、ありがちなラブストーリーとか、ループものとかヒロインがもうすぐ死んじゃう系とか。 そういうありきたりな、ちょっとアレな感じの邦画のような世界を行ったり来たりしつつ、その世界に対して痛烈に突っ込みを入れたり皮肉ったりしているのですが。 ただジャニーズ...

教皇選挙

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どうも、松本13です。今回は、『教皇選挙』についてです。まずは簡単な概要とあらすじから。 【概要】 『教皇選挙』は、2024年制作のアメリカ合衆国・イギリスのミステリー・サスペンス映画。レイフ・ファインズ主演。 【あらすじ】 ある日の夜、カトリック教会のトップにしてバチカン市国の国家元首であるローマ教皇が、心臓発作のため帰天した。トマス・ローレンス枢機卿は、悲しみに暮れる間もなく、ローマ教皇を選出する教皇選挙を執行することとなる… この映画、公開前から一部ではかなり話題の映画だったと思うんですよね。 ただ、日本ではそこまで知名度の無い教皇選挙を題材とした映画ということもあり、評価は高いもののそこまでの大ヒットはしない、知る人ぞ知るタイプの映画くらいになるんじゃないかなと思っていたのですが。 実際、全米公開直後に関してはそんな感じの雰囲気だったと思うのですが。 ただ、その後フランシスコ教皇がお亡くなりになり、現実でも教皇選挙が開催されるというとんでもない事態に。 これ、本当にものすごい確率の偶然だと思うんですよね。 それゆえに視聴者数がめちゃくちゃに増え、アメリカでも前週の3000%以上の増加を記録したとのこと。 そんなこんなで、公開当初よりも大きな話題となり、そして大ヒットを記録したこの映画。 実際の内容はと言うと、めちゃくちゃ面白いんですよね。 教皇選挙というテーマや、登場人物のほとんどが老人という絵面の地味さなどでこの映画をスルーしている人もいるかもしれませんが、実際の内容は小難しいことが一切ない、めちゃくちゃサクサク見れる感じのシンプルなミステリーサスペンスなんですよね。 本当に変化球や奇をてらった展開のない、しかしながら先の読めない展開で、序盤から二転三転するストーリーは本当に秀逸。 そして最後の最後に超ド級の大どんでん返し。そこまで短い尺の映画ではなく、大半が老人の会話で占められる地味な映画にも関わらず、めちゃくちゃテンポよく気持ちよく見れるって結構すごいことだと思うんですよね。 それくらいにミステリーサスペンスとしては秀逸な作品だったりしますので、大どんでん返し系サスペンスが好きな人は一度は見ておいても損はないんじゃないかと。 しかしながら、テンポや勢い重視の頭を空っぽにして見る系映画かと言ったらそういうわけでもなく、ただ教皇選挙を題材とした作品だから宗...

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